研修志望動機・学修内容・成果/感想・今後の取組み・これからの希望者へのアドバイスなど
<研修志望動機>新型コロナウイルス後遺症など、専門としている感染症領域で従来の感染症診療では十分な効果が上がらない疾患の体験をきっかけに、診療の幅を広げたいと思い研修を志望した。<学修内容>漢方外来の見学および診察実習、症例検討会、勉強会への参加。<成果>[外来研修]・保険診療制度と整合性のある漢方診療の実際について理解することができた。・特に長期フォローアップ中の方における四診(特に、問診/腹診)の実際について理解が深まった。・副作用を最小限に抑える漢方処方法について学習出来た。・西洋医学との併用・切り分けの実際を学習出来た。[クルズス/勉強会] 頻度の高い訴えや処方経験のない薬剤に関し、学習することができた。医学生実習の症例検討を拝聴させて頂くことは、初学者の自分には陰陽や虚実、気血水のアプローチが勉強になった。<今後の取り込み>[知識の向上] 知識量的に足りない部分が多く、継続的に勉強を続ける必要性を感じている。[処方経験の向上]専門である感染症領域では漢方処方の機会が著しく多いわけではないが、漢方療法の適応のある症例では、実際に応用してみることでより理解・経験を向上させていくことにつながるものと考えた。[後進への指導]まだ指導できるレベルではないが、漢方診療の面白さについて共有し、啓発していきたいと考えている。<これからの希望者へのアドバイス>普段の業務で忙殺されており、研修に関しては迷ったうえでの応募でしたが、本当に勉強になり世界が広がったので強くお勧めしたい。