2016年度改訂版 医学教育モデル・コア・カリキュラムでは「漢方医学の特徴や、主な和漢薬(漢方薬)の適応、薬理作用を概説できる」となり、大学・医学部での卒前教育の拡充、均質化が求められています。
また、卒後臨床教育の場においても漢方医学教育の必要性が高まっています。当財団の設立目的である「漢方医学の普及・定着・発展を奨励」するための事業活動として、「漢方医学教育に携わる人材育成に関する支援及び人材情報ネットワークの構築」を掲げています。
そこで、当財団として「漢方医学教育 短期実地研修」支援事業を立ち上げました。漢方医学教育の専門施設と、漢方医学教育の研修を希望する教員および医師の橋渡しができればと考えています。
漢方医学教育における短期実地研修の受入れ施設のプログラムや施設での受入れ態勢を当財団ホームページ上で公開し、短期での漢方実地研修を希望する教員および医師に広く開示いたします。研修希望者は各受入れ施設に対して直接申し込みをすることが可能です。
この支援事業を通して、漢方医学教育に携わる教員および医師の短期で学修する機会向上と教育施設における「人材養成システム」拡充につながることを願っております。